クリプトモスを活用した環境緑化(屋上緑化)のご提案です。
杉樹皮からつくる天然緑化資材の優れた性質を活かし、
地球環境を考えた新しい取組みを応援します。


「クリプトモス」による環境緑化のご提案


日光連山から流れ出る大谷川


今市に多く見られる杉林


 私たち人間が生活していくうえで、効率性や利便性を求めたことと引き換えに失ってしまった快適な生活環境空間を取り戻すために、今やらなければならないことが沢山あります。その一つに緑の空間づくりがあります。
 屋上・壁面・ベランダ等のこれら土壌のない非生物的な生活空間を、植物と共に暮らすことのできる情緒ある空間に変えようというのが、私たちの基本的理念です。

 都市化の波の中で急速に失われていく自然。根付き、発芽し、成長し、開花し、種子を結ぶ植物の生き様に触れる機会からますます遠のいていく人々の暮らし。都市部ではようやくルーフガーデン、或いはウォールガーデンなどが行われ始めていますが、これらの事例の多くは私達の理念と程遠いものです。
  従前の公共造園の延長のような緑化樹や芝生、花壇用草花だけの配植。そこには、土木作業でみる造成するだけの雰囲気が感じられるのです。 さらに気懸りなことは、植栽に使われている倍地材です。建築物への荷重、健康への影響、環境汚染、廃棄物の発生、産出国の環境破壊、そして植物の不健全な発育等々、実用性には課題が山積しています。

 大地と隔絶した特殊な空間で、多くの植物が健やかに育つためには、適した倍地材料を使用することが何より重要です。利用する構築物への過重負荷にも気をつけなければなりません。 また、不要になった資材は有効にリサイクルされるか、もしくは環境に負荷を与えることなく処分できる物でなければなりません。

  杉樹皮からつくる「クリプトモス」は、これらの条件を満たす環境に優しい天然緑化資材で、これら非土壌スペースの倍地材料として、非常に優れた特性を発揮することが認められており、用途も拡大しております。
 

【植栽培地としてのクリプトモスの有効性】
 ■コストが安い
 ■軽くて施工が容易
 ■分解しにくく長持ちする
 ■植物の生育を阻害しない
 ■保水性が高い
 ■施肥、農薬散布がいらず排水汚染が無い
 ■繊維状なので風による飛散や水による流亡がない
 ■安定的に大量供給ができる
 ■病原性のある土壌微生物がいない
 ■加害昆虫の発生を抑制する
 ■用途に応じた多様な製品がある


培地資材としての特性と留意点


【培地材としてのクリプトモスの特性比較】

【培地材としての利用上の留意点】
 クリプトモスを植物の育成倍地に利用する場合の留意点は次のとおりです。

(1) 新しい杉樹皮は植物の栄養となる窒素を吸着するので、植物を植え付けるときに、土壌よりも多く元肥を施す必要があります。
(2) 杉樹皮は非常に炭素率が高く、分解しにくいのが特徴です。しかし、有機物ですから毎年少しづつ分解して土のようになっていきます。このため、3〜4年すると倍地が低くなってきますので、晩秋、植物が休眠に入ったら、目減りした分だけ表面にクリプトモスを敷いてやります。これによって、寒冷地では植物を低温から保護する役割も果たします。
(3) 樹木は樹皮という防水加工した衣類で身を守っています。杉の樹皮は薄い着物を重ね着したような特殊な性状のため、特に強い撥水性があります。クリプトモスは、天然の界面活性剤で処理し、水の浸潤性を高めてあるので心配ありません。
(4) 非土壌スペースでも雑草の種子は風などに運ばれてきます。クリプトモスの倍地で雑草が発芽すると、その根群は倍地を食い込むようにしてとてつもなくよく発達するため抜き取ることが容易ではありません。したがって、幼いうちに除草することが大切です。
(5) 「クリプトモス」は軽量です。軽量な培地は圧力に対する抵抗が小さいため、通常の根巻きをした高木類は倒れやすく植栽が困難です。そこで、根鉢の肩が低く、幅の広い、強固なルートマットを形成した専用の樹木の養成が必要になります。
   

施工事例の紹介

 【事務所の屋上に施工した事例】

  2004年8月、屋上にガーデン造成
  2004年9月より順次植栽

   ◆2005年7月15日の様子(1年目)

   ◆2006年7月5日の様子(2年目)

   ◆2006年10月26日の様子(秋枯れ)

   ◆2007年4月25日の様子(3年目・逞しく萌芽が始まる)






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